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2021年度「エクスペリメンタル・ワークショップ(EWS)」アピチャッポン・ウィーラセタクン教授

2022年3月8日〜19日に、アピチャッポン・ウィーラセタクン教授の集中ワークショップ(2021年度)を行いました。



多摩美術大学大学院美術研究科

2022/04/14

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2022年3月8日から19日まで、国際的に活躍されているタイの映画監督であり、アーティストのアピチャッポン・ウィーラセタクン教授による、今年度のEWS集中ワークショップが行われました。

10日間に及ぶ今年のワークショップでは、「Memories」をテーマに、参加大学院生がアピチャッポン先生とエクササイズや個人面談を行い、普段の授業では行わない瞑想やオープン・ディスカッションなどを通して、作品制作を行います。

2月末まで外国人の入国制限があったため、1週目はアピチャッポン先生がチェンマイからオンライン参加する、ハイブリッド形式で行いました。卒業式が行われた3月15日には無事に入国でき、2週目からは対面ワークショップになりました。

授業はキャンパス内のEWSワークショップルームで行われました。
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対面ワークショップの初日は、開放感のある公園で、フィールドワークとディスカッションを行いました。八王子キャンパス周辺の豊かな自然の中で、クリエイティビティやアートの価値、生きること全般に関する意見交換を行いました。

近隣の公園で行ったリーディングとディスカッションの様子
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翌日から、最終日の講評会に向けての準備が始まりました。学生各自の作品と他のメンバーの作品が繋がるような方法を模索しました。「Memories」というテーマを多様に解釈した学生たちの作品からは、クロスオーバーやコミュニケーションといった特徴が浮かび上がってきました。

講評会後はキャンパスの広場でゆっくりと、皆一緒にランチをとり、午後は昨年度のメンバーも加えて、ワークショップの振り返りとディスカッションを行いました

ワークショップルームには、個人制作と共同制作が重なり合った作品が設置された
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ワークショップの最終日の講評会には建畠学長も参加され、その様子はオンラインで共有されました。

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最終日の午後には、昨年度の参加者も交えて、アピチャッポン先生と一緒に、ワークショップで体験したことや制作の方法、さらには将来の展望などについて、自由に話し合いました。

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学生たちからアピチャッポン先生への心のこもった感謝の気持ち
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エクスペリメンタル・ワークショップのユニークで忘れられない体験は、学生たちの心に深く刻み込まれました。今回の経験を踏まえて、参加した大学院生が、今後どのように自分たちの可能性を広げていくのかが、非常に楽しみです。

■ 問合せ先
大学院研究室
ews@tamabi.ac.jp